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    <title>茶袋</title>
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    <itunes:summary>「夏の夜の怖い話」と題した怪談話を中心に、色々な掌編小説を掲載していきます。</itunes:summary>
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      <title>連れてゆく</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/45981438.html</link>
      <description> あいつがナタリーに妙な感情を抱いているのは知っていた。 最初に気付いたのは一ヶ月ほど前。親子のスキンシップにしては少々不自然な部位を不自然な形で触っているのが気になった。視線を合わせて、ぞっとした。それは我が子を慈しんでいる眼ではなかった。 下着を漁っているのを目にしたのが決定的だった。わたしに気付かず娘のスキャンティを鼻に当てていたあいつのジーンズに目をやって、全身の血の気が引く思いがした。 何とかしなければならない。そう思った。 あいつはもちろん、わたしだって、正直なと...</description>
      <pubDate>Tue, 26 Jun 2007 21:54:13 +0900</pubDate>
      <category>どす黒い袋の底から</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>トリック、オア</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/9425225.html</link>
      <description> メルビンは、自分の影が薄いことには前々から気がついていた。 集団の中にいると、誰も自分に気付かない。誰も自分に話しかけようとしない。メルビンは、そんな子どもだった。 彼自身も大人しく、人見知りをする性格だから、普段はそれでも何の問題もなかった。ただ、フットボールの時間や、何かの行事があったときには、彼はいつも疎外感を味わうことになるのだった。 フレディやジェイソンのようなクラスの人気者に自分がなれるとは思っていないし、なろうとも思わない。が、せめて人並みの存在感というものを...</description>
      <pubDate>Thu, 17 Nov 2005 00:26:14 +0900</pubDate>
      <category>どす黒い袋の底から</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>魔書</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/6439757.html</link>
      <description> 青木庄一（あおきしょういち）にとって、その日の出来事は少しばかり奇妙な体験であった。 といっても、午前中の間はいつもと同じ、のどかで退屈な時間を過ごしていたのだ。青木は、カウンターとは名ばかりの一畳広間に腰を下ろし、古びた大判の本に目を落としていた。 店の中には、その青木が手に持っているものとほぼ同じくらいの年代のものであろうと思われる大判の書籍や、同様の古さの豪華本が、壁一面に隙間なく敷き詰められている。店内は、写真から浮き出てきたかのごとく、セピア色一色に統一されていた...</description>
      <pubDate>Thu, 01 Sep 2005 11:30:59 +0900</pubDate>
      <category>どす黒い袋の底から</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>ぽたん</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/6274213.html</link>
      <description> ぽたん。 額に何か冷たいものが落ちてくる。 見上げてみると、そこにはいつもと同じ古びた天井。そこに見慣れぬシミのようなものが一つ、できている。 ぽたん。 僕の上にまた一滴、冷たい液体が落ちてくる。拳で拭って確かめてみる。 これはいったい何なんだろう。当然の疑問が頭に浮かぶ。 ぽたん。 また一滴、落ちてくる。 上に住んでいるのはどんな人だったろう。思いを巡らせてみる。男性？ 女性？ 若者？ お年寄り？ 一人住まい？ 大家族？ ……まったく思い出せない。 ぽたん。 いや。そんな...</description>
      <pubDate>Sat, 27 Aug 2005 00:47:39 +0900</pubDate>
      <category>どす黒い袋の底から</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第九夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/6219088.html</link>
      <description> 海に行かないか、と恋人が誘うので、車に乗って隣県の海水浴場まで行きました。 そこは地元では有名な場所でして、わたしたち以外にも多くのカップルや家族連れが詰めかけていました。かといって混雑しているわけでもなく、いいときに来たね、と二人で頷き合いました。 わたしは早速水着姿になりました。自分で言うのも何ですが、わたしは胸もそこそこに豊かで、スタイルにはちょっぴり自信があります。ですから水着姿になることにはさほど抵抗はなく、むしろ欲求不満を解消するチャンスとばかりに、大胆になって...</description>
      <pubDate>Thu, 25 Aug 2005 10:59:43 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>虫</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/5913644.html</link>
      <description> 虫を殺した。 俺が道を歩いていると、小さな虫が顔の前を飛んでいた。肉眼ではどのような姿をしているのかわからないほど、小さな虫だ。俺は虫を手で払った。が、虫は俺の目の前を飛び続けた。そこで、俺はだいたいの見当を付け、目の前の虚空を掴んだ。 握った手を開くと、中指と薬指の間に、小さな虫が一匹、潰されていた。中指には少々黒っぽい筋がついていた。 俺は虫を捨てようと、手を振った。が、虫は落ちなかった。二度三度と振ったが、虫は俺の指に張り付き続けた。それが何とも虫の執念を見たような気...</description>
      <pubDate>Mon, 15 Aug 2005 11:32:29 +0900</pubDate>
      <category>どす黒い袋の底から</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第八夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/5571592.html</link>
      <description> 確か夜八時頃だったと思います。 私は夜道を歩いていました。真夏といえどもこれくらいの時間になると、辺りはすっかり暗くなり、帳が降りたような状態です。 私は駅から自宅までの帰路に就いていました。私の住んでいる辺りはそれほど田舎というわけでもないのですが、それでも夕暮れ時から日没までにはコウモリの姿が見られます。ぼんやりとした視野の中をコウモリが二度三度と飛び過ぎるのには驚かされることもありますが、基本的に害はありませんし、これもまあ情緒の一つだと思えば怒りも湧きません。 その...</description>
      <pubDate>Wed, 03 Aug 2005 00:26:00 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第七夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/5465173.html</link>
      <description> それは雨の日の出来事でした。 雨は朝から降っていたわけではなく、正午前から急に空が翳りだし、ランチタイムが終わる頃には土砂降りになっていました。 そのとき私はちょうど外回りに出ていたのですが、生憎傘を持っておらず。慌てて手近なお店の軒先に飛び込みました。 雨宿り先は中華料理店のようでしたが、定休日だったのか、シャッターが降りていました。見渡せる空間に人影はなく、大雨の中一人取り残されたように、私は立っていました。 ふと気配を感じたので左を見ると、いつの間にかずぶ濡れの女性が...</description>
      <pubDate>Sat, 30 Jul 2005 00:24:09 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第六夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/5264072.html</link>
      <description> 一年ほど前のことです。 私はビル清掃の仕事に就いています。一つのビルだけでなく、地区内のあちこちのビルに派遣され、清掃日や一定期間だけ清掃に従事するというシステムで働いています。 その日はとある高層ビルの点検清掃ということで、私は屋上の清掃を担当していました。 屋上の床から給水タンク、非常階段の清掃が終わった頃には日が沈みかけ、辺りは薄暗くなりつつありました。 日が暮れて暗くなる前に仕事が終えられてよかったと私は安堵しました。照明がない屋上の掃除は日の光だけが唯一の頼りです...</description>
      <pubDate>Fri, 22 Jul 2005 00:13:16 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第五夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/5140729.html</link>
      <description> 確か小学生の頃だったと思います。 祖母の住んでいた田舎に帰省し、一泊しました。 この時期、帰省したときには必ず親戚連中が集まっていて、昼は墓参り、夜は宴会となるのが常でした。 その晩もいつもと同じく宴会が始まり、幼い私は一人、別の間で床に就いていました。 広間の方から聞こえてくるどんちゃん騒ぎを子守歌に、私は眠りに就こうとしていました。そのときです。 広間とは逆の方向。広間よりもっと近いところで、甲高い音がしました。 それは馬の嘶きのように、私には聞こえました。 甲高い音が...</description>
      <pubDate>Sun, 17 Jul 2005 00:08:36 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第四夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/5091204.html</link>
      <description> つい先日の話です。 髪を切ろうと美容室に行きました。いつもお世話になっている、行きつけの美容室です。 私の髪を切ってくれる人も決まっていて、その日もいつもと同じ、小柄な女の子が私の担当になりました。 カットのイメージを伝えているうちに、前髪だけ部分パーマを当てたらどうかと薦められました。ちょうどイメージチェンジをしてみたい時期でもありましたので、薦めに乗って髪型を変えてみることにしました。 言うまでもないことですが、美容室にはパーマ台という器具があります。温風の出るヒーター...</description>
      <pubDate>Fri, 15 Jul 2005 00:51:10 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第三夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/5064366.html</link>
      <description> 駅に向かって歩いているわたしの左耳に何か冷たいものが落ちてきました。 見上げると、頭上に電線がありました。ついさっきまで雨が降っていたからでしょうか。電線を雨水が伝い、それが時折水滴となって、アスファルトの上へと落ちてきます。それがたまたま、通りがかったわたしの左耳に当たったようでした。 運が悪かったということは言えますが、まあそれほど大したことではありませんので、手で耳についた水を拭うともう忘れてしまいました。 そのことを思い出したのは自宅に帰り着いてからのことです。 電...</description>
      <pubDate>Thu, 14 Jul 2005 00:08:01 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第二夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/5010703.html</link>
      <description> それを見たのは最終電車の中でした。 その日も残業で遅くなりまして。オフィスを抜け出したのは終電に間に合うかどうかという時間でした。 そんな状況でしたから、何も考えず、やって来た車両に飛び乗りました。 おかしいと思ったのは、扉が閉まり、列車が動き始めてからでした。 知らない方は意外に思うかもしれませんが、終電って結構混み合っているものなんです。これを逃すと、次の電車はないわけですからね。多くの人が、例えば私のように仕事を切り上げて、何とかこの電車に乗ろうと駆けつけてくるわけで...</description>
      <pubDate>Tue, 12 Jul 2005 00:13:40 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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      <title>第一夜</title>
      <link>http://chabukuro.seesaa.net/article/4981549.html</link>
      <description> これは友人から聞いた話なんですけど。 Ｓ県とＭ県の境にトンネルがあるんですよ。長さ七〇〇メートルくらいの、地元では結構有名なトンネルでしてね。二十年ほど前に山の中腹辺りをくり抜いてつくられたんですが、ここを通ればＳ県から最短距離でＭ県の中央街に出られるってんで、結構重宝されてるんですよ。 ところがですね。日中はかなり通行量の多い場所なんですが、真夜中になると、ぱったりとだれも寄りつかなくなるんですよ。 それはなぜかと言いますと。このトンネル、地元では「人食いトンネル」って呼...</description>
      <pubDate>Mon, 11 Jul 2005 00:38:30 +0900</pubDate>
      <category>夏の夜の怖い話</category>
      <author>茶林小一</author>
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